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発達障害のキソ知識〜ADHD編①〜

  • 執筆者の写真: サポート教室かたつむり
    サポート教室かたつむり
  • 2022年1月10日
  • 読了時間: 3分

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「発達障害」

よく耳にするけれど、何となくしかわからない・・・

という方もいらっしゃるのではないでしょうか?


知っているようで知らない?身近な障害「発達障害」について、一緒に学んでみませんか?




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「発達障害」とは、生まれつき脳のはたらき方が通常と違うために、幼少時から特異な行動や特徴が見られる状態のことです。


主に


・ASD(自閉スペクトラム症)

・ADHD(注意欠如多動症)

・SLD(限局性学習症)


の3つを指すことが多いですが、他にも、


・DCD(発達性協調運動障害)

・チック障害


を含むこともあります。


今回は、これらのうち、ADHD(注意欠如多動症)について紹介していきます!




 「ADHD」とは「Attention-Deficit Hyperactivity Disorder」の頭文字をとった略称です。

日本語では、「注意欠如多動症」または「注意欠如多動性障害」と訳されます。




 ADHDでは、生まれつきの脳のはたらき方が違うため、衝動性や多動性、不注意など、様々な症状があらわれます。

*症状の詳細については、また今後の投稿で詳しく解説します。




 なぜ、生まれつきの脳機能障害が起こるのか、はっきりとした原因はまだわかっていません。しかし、最近の研究によって、なぜADHDが発症するのか、その一部が次々と明らかになっています。

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たとえば、

・いくつかの遺伝子が発症に関与していること

・様々な環境(妊娠・出産・生育・合併症など)が発症に関与していること

・脳機能の異常によって脳内の神経伝達物質にかたよりが起きていること、

・脳内のネットワーク機能がうまく働いていないこと

などがわかってきています。



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ADHDでは、その行動的な特徴から、「親のしつけ」や「わがまま」としてとらえられてしまうこともありますが、それらは誤解です。あくまでも、その人が生まれもったものなのです。





ーーADHDの人は、どれくらいいるのでしょうか?

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 報告によって差はありますが、ADHDの特徴をもつ人は全体の5%、つまり100人に5人程度いると言われています。

 また、男女差については、「多動性・衝動性が目立つタイプ」の人は、男性の方が女性の数倍多いと言われています。一方、「不注意が目立つタイプ」の人には、男女差が見られません。




ーーでは、ADHDは治るのでしょうか?


 ADHDは脳のはたらき方が生まれつき違うため、「完全に治る」ということはありません。しかし、それは、ずっと変わらないという意味でもありません。


 本人や周囲の人が本人の特性をしっかりと把握し、良い環境の中で適切な支援や療育(治療教育)を受けることができると、特性は変わらず持ちつつも、生きづらさを減らしQOL(生活の質)を上げることができるのです。

 また、ADHDでは、症状の原因となっている脳内の神経伝達物質のかたよりを調整する薬も開発されています。





いかがでしたでしょうか?


次回は、ADHDの症状や特徴について、詳しく解説していきます。

ぜひ、ご覧くださいね!





 
 
 

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