発達障害のキソ知識〜ADHD編②〜
- サポート教室かたつむり

- 2022年1月17日
- 読了時間: 3分

「発達障害」
よく耳にするけれど、何となくしかわからない・・・
という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
知っているようで知らない?身近な障害「発達障害」について、一緒に学んでみませんか?

「発達障害」とは、生まれつき脳のはたらき方が通常と違うために、幼少時から特異な行動や特徴が見られる状態のことです。
主に
・ASD(自閉スペクトラム症)
・ADHD(注意欠如多動症)
・SLD(限局性学習症)
の3つを指すことが多いですが、他にも、
・DCD(発達性協調運動障害)
・チック障害
を含むこともあります。
今回は、これらのうち、ADHD(注意欠如多動症)について紹介していきます!
前回の投稿では「ADHDとは?」について解説しました。
ADHD(注意欠如多動症)とは、
*生まれつきの脳の機能障害で、発達障害の一つ
*遺伝や環境など、多数の要因が複雑に絡み合って発症する
ことを、紹介しました。
今回は、ADHDの症状・特徴について紹介していきます!
※注1
症状は同じでも、年代によってその見え方は変わります。ここでは、子ども、大人にわけて紹介していきます。
※注2
ADHDの症状には個人差があります。今回紹介する症状はあくまで一例です。
<ADHDの特徴(1):衝動性・多動性>
動きが多かったり、衝動的に動いてしまったりします。特に、年齢が小さなうちは、落ち着きのなさが目立ちます。

○子ども
・落ち着きがない
・走り回ったり高い所に登ったり、じっとしていない
・席に座っていられない。座っていてもモジモジしている
・騒ぎすぎたり、しゃべりすぎたりする
・順番を待てず、他の子どもの邪魔をしてしまう
・突発的な動きをしたり、思いつきで話してしまったりする
○大人
・落ち着きがない
・顔や体を触ったり貧乏ゆすりをしたり、体の動きが多い
・じっと座らなければならない場面が苦手
・話しすぎたり、失言や余計な一言を言ってしまったりする
・待つ場面が苦手
・じっくり考える前に行動したり発言したりしてしまう
<ADHDの症状(2):不注意>
必要な場所に適切に注意を向けることが苦手です。年齢が上がると、多動性・衝動性の症状が落ち着いてくるため、相対的に不注意の症状が目立ちます。

○子ども
・落し物や忘れ物が多い
・気が散りやすく、授業に集中できない
・ぼーっとしている
・計画的に宿題を進めることができず、間に合わない
・片付けが苦手
・遅刻やうっかりミスが多い
・言われたことをすぐ忘れてしまう
○大人
・スケジュール管理が難しく、約束をすっぽかしたり遅刻したりしてしまう
・落し物や忘れ物が多い
・仕事を先延ばしにしたり先延ばしにしたり溜め込んだりする
・上の空になったり居眠りをしたりする
・整理整頓が苦手
・優先順位がつけられず、段取りを立てるのが苦手
いかがでしたか?
今回ご紹介したのは、あくまで一例です。
もし気になる症状がある場合は、学校園の先生やかかりつけ医、市町村の保健センター、発達障害者支援センター等で相談してみてくださいね!
次回は、「ADHDの歴史」について詳しく解説していきます。
ぜひ、ご覧くださいね!




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