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【実践編】「怒り」について考える⑨

  • 執筆者の写真: サポート教室かたつむり
    サポート教室かたつむり
  • 2021年10月25日
  • 読了時間: 3分

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大人だって子どもだって、みんなが持っている身近な感情。


でも、一歩使い方を間違えれば、自分も相手も傷つけることになる・・・


そんな「怒り」について、いろんな角度から考えてみるシリーズ第9弾!


今回は、第8弾「行動のコントロール」で紹介した「適切に伝える」方法について、詳しく紹介していきます。



ここでちょっとおさらい!


「行動のコントロール」では、「怒り」を感じたできごとを、「コントロール可能/不可能」「重要/重要でない」という2つの基準で、4つのパターンに分類しました。



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 このうち、「コントロール可能 & 重要なできごと」には、たとえば、「子どもがライターで火遊びをした」とか、「友だちに大事な約束をやぶられた」などのできごとがあたります。


 こんなときは、「重要なできごと」だけに、ついカッとなって怒鳴ってしまうこともあるかもしれません。


「火遊びだなんて、何を考えてるの!?」

「なんで約束をやぶるの!?」


 でも、怒りのままに怒鳴っても、事態は変わりません。


 どう伝えたら良いのでしょう?




<適切な伝え方①:具体的に伝える>


「何をどうしてほしいのか」を具体的に伝えましょう。


たとえば、


子どもがライターで火遊びをした → 「火は大人と使ってね」

部下が仕事でミスをした → 「次回からはメモを取るようにしてください」


という具合ですね。


大事なのは、同じ問題をもう一度起こさないことです。

相手がどう行動すれば良いのかを、わかりやすく伝えることを心がけましょう!



<適切な伝え方②:一次感情で伝える>


ここでまたまたおさらい!

「怒り」は二次感情。「怒り」の裏側には、「怒り」が生じるもととなる一次感情があるのです。


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「怒り」を相手に伝える際には、一次感情で伝えてみましょう。


たとえば、


子どもが門限を破った → 「何かあったんじゃないかと心配したよ」

大事な約束を破られた → 「約束を破られて悲しかったよ」


という具合です。


一次感情で伝えると、「怒り」を感じたあなたの気持ちを、ちゃんと相手に伝えることができますよ!



<適切な伝え方③:アイメッセージで伝える>


「わたし」を主語にした話し方を「I(アイ)メッセージ」

「あなた」を主語にした話し方を「You(ユー)メッセージ」

と言います。


ユーメッセージは、相手のことを断定したり、責めたりするような話し方になり、相手を不快にさせてしまうこともあります。しかし、アイメッセージでは、相手を不快にさせることなく、自分の思いはしっかり伝えることができます。


「わたし」を主語にした言い方をして、柔らかなコミュニケーションをしてみませんか?




いかがでしたか?


「適切に伝える」ことで、

  ・問題を解決できる

  ・自分の思いを伝えることができる

  ・相手と良い関係を築ける

より良い「怒り方」ができますよ!



「怒り」のコントロールでめざすのは、「怒らない」のではなく「上手に怒る」こと。


「上手に怒る」ことで、毎日は今よりもちょっとだけステキなものになるはず♪



 次回は、いよいよ「怒り」について考えるシリーズの総まとめ。次回もぜひご覧くださいね!


「怒り」に振り回されない生活をめざして、一歩を踏み出してみませんか??

 
 
 

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